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メタバースと呼ばれる仮想空間

最近耳にするメタバースとは何か?

メタバースとは仮想現実、いわゆるVRのことでゴーグルなどを使い、アバター、つまり自分の分身で個人が自由に行動できる仮想空間をの事だ。

実は起源は古く1992年、アメリカのSF作家のニール・スティーブンソン氏が自著の小説「スノウ・クラッシュ」の中で描いた概念が起源となっている。「 超越」を意味する「メタ」と「世界」を意味するユニバースの「バース」を組み合わせた造語なのだ。

そこから時間が経ちメタバースが注目され始めたのは2000年代中盤、2006年頃いわゆるメタバース的な仮想世界を提供するサービスSecond Lifeの流行がきっかけだ。世界ユーザー数が100万人を超えた時期にSecond Lifeにはアメリカのコンピューターメーカーや大手金融機関などが次々と参入し、

3DCGで作られた仮想世界でアバターを使用して様々な発表会やプロモーション活動などを行っていた。iPhoneやスマートフォンが一般に普及していない当時、この仮想世界に参加する方法はパソコンである。ユーザーはマウスとキーボードを駆使して各々のアバターを操っていた。この時まだメタバースという言葉は知られいない。MMORPGから派生した新しいサービスとして認識されていた。

そして、2010年代になると広い意味での仮想空間としてのメタバースが生まれ始めた。オンラインゲームでは2020年代になると仮想世界的なものがいくつも登場し沢山のユーザーが利用する様になって来た。MinecraftやRobloxなど仮想空間を自分の手で作れるゲームが人気を博しメタバースは次の戦いの場へと進化を始める。

オンラインバトルロワイヤルゲームの『フォートナイト』ではVRゴーグルこそ使用しないがアバターを使いオンラインコンサートを行う事ができ2020年に開催されたバーチャルコンサートでは同時接続数1230万人という国家の人口レベルの参加者が記録された。

そして皆ご存じだろう。任天堂の『あつまれ どうぶつの森』、これは立派なメタバースだ。1番わかりやすいだろう。

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